はじめに:顔のむくみやたるみで悩むあなたへ
朝起きたときに顔がむくんでいたり、フェイスラインがぼやけて見えることはありませんか?
鍼灸師として多くの患者さんを見てきた経験から言えるのは、顔のむくみの原因の多くは「血流とリンパの滞り」です。
本記事では、美容鍼の理論をもとに自宅でもできるむくみ・リフトアップセルフケアをご紹介します。
美容鍼がむくみに効く理由
美容鍼は、顔面の筋肉や皮下組織を直接刺激して血流・リンパの循環を改善します。
また、顔面神経や自律神経を通じて毛細血管の拡張や代謝促進を起こすため、
老廃物が排出されやすくなり、肌の透明感・ハリ感がアップします。
顔のむくみ3大原因
- 表情筋のこわばり:マスク生活やストレスで動かない表情筋
- リンパの滞り:頬・顎下・こめかみ周辺の排出経路が詰まりやすい
- 姿勢の悪化:猫背・巻き肩により首筋の静脈が圧迫される
これらを解消するには、筋肉の緊張をゆるめる+排出を促す動きが鍵です。
自宅でできるセルフケア3選
① フェイスラインを引き上げる温タオル法
- 蒸しタオルを頬〜顎下に当てて2分
- 血管を広げ、むくみを流しやすくします。
② リンパ流しマッサージ(1日3分)
- 両手の人差し指と中指で顎下を挟むようにしながら、耳下腺へ向かって優しく流します。
- 肩こりがある人は鎖骨下のくぼみを5秒軽く押すだけでもOK。
③ ツボ押しで老廃物を流す
- 迎香(げいこう):小鼻の横、むくみ・鼻詰まりに効果
- 承漿(しょうしょう):顎のくぼみ、フェイスライン引き締め
- 天容(てんよう):耳の後ろ下、顔のたるみ改善
鍼灸師が選ぶむくみケアおすすめアイテム
| タイプ | 特徴 | おすすめ例 |
|---|---|---|
| 美顔ローラー | 顔全体の血流促進 | リファ・Y字タイプ・かっさ |
| ホットアイマスク | 眼精疲労と自律神経ケア | 蒸気でホットアイマスク |
| EMS美顔器 | リフトアップ・筋刺激 | YA-MAN・ヘッドドライバー |
まとめ:顔のむくみは「流す×温める×動かす」
当院では、電気鍼を部位ごとに使い分け、“緩める鍼”と“鍛える(引き締める)鍼”を併用しながら、 顔全体のバランスを整えつつリフトアップを狙います。さらに整体・矯正でアライメントを調整し、 東洋医学の気・血・津液の巡りを高めることで、内側からハリとツヤを引き出します。
電気鍼の使い分け
- 緩める鍼:咬筋・側頭筋・前頭筋などの過緊張をゆるめ、血流・リンパの滞りを改善。
- 鍛える/引き締める鍼:表情筋に微弱電流を通電し、支持力を高めて自然なリフトアップを促進。
整体・矯正(アライメント調整)
顔だけでなく頚椎・肩甲帯・胸郭・骨盤までを評価し、左右差・フェイスラインの歪みを根本から調整。 姿勢起因のたるみ/むくみにも対応します。
東洋医学の視点(気・血・津液)
全身の巡りを整えることで、むくみの改善・肌の潤い・くすみの緩和などの変化が期待できます。 施術後は目元の開きやフェイスラインのスッキリ感を実感される方が多いです。
- リンパの流れ:耳下腺→鎖骨へ向かって、やさしく撫でるストロークを1〜2分。
- 頚部の血流:首を前後・左右に小さく動かし、呼吸を深める(痛みが出る可動域は避ける)。
- フェイスライン:内側から上方向へ軽いタッピングで「引き上げる」意識。
※ セルフケアでも十分効果は期待できますが、たるみ・左右差が強い場合は、顔面だけでなく 体全体のバランスを整える施術を併用すると、変化が持続しやすくなります。
美容鍼は“顔だけのケア”ではなく、全身の巡りを整える美容医療です。 日々のセルフケアに加えて、必要に応じて電気鍼+整体(アライメント調整)を取り入れることで、 より自然で持続的なリフトアップが目指せます。
顔のむくみを取るためには、
- 冷えを防ぎ、
- 毎日の小さなケアを継続することが大切です。
美容鍼で整えた後も、今回紹介したセルフケアを取り入れることで、
むくみづらい・引き締まったフェイスラインを維持できます✨


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